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OverleafのプロジェクトをGitで管理

· 約4分

OverleafはTeXをオンラインで編集~コンパイルまでできるスグレモノです. 特に複数人でプロジェクトを管理できるので,私の場合は雛形を共有されてそれを編集するみたいなパターンが多いです. しかし,バージョン管理が「更新履歴」のような単純なもので,扱いが難しいです. 今回はかわりにローカルのGitでバージョン管理しoverleafにpushする方法を試してみたのでそのときのメモです.

Git連携とGitHub連携

Overleafのプロジェクトに入って左上のMenuを押すとこんな感じのメニューが表示されます.

GitとGitHub連携があり,それぞれ以下の特徴があります.

  • Git
    • プロジェクトのオーナーがサブスクしていれば無料で使える.
    • Githubのアカウントを作る必要がない
    • ローカルリポジトリからpushするときに毎回アカウント情報を求められる.
  • GitHub
    • 自分がサブスクしていないと使えない.
    • GitHubの色々な機能が使える.
    • overleaf側の認証は最初だけであとはGitHubにpushすればよい.

こんな感じでどちらも善し悪しがあります.

私としてはプロジェクトのオーナーがサブスクしている状態だったので無料で使えるGitを使用したかったのですが, 毎回overleaf用のメアドとパスワードを入れるのが面倒だったので大人しくサブスク契約してGitHub連携に変更しました.

GitHub連携の方法

だいたいここに書いてありますが,

  1. 先程のメニューからGitHubを選択するとGitHubにログインするように促されるのでボタンをポチってログイン.
  2. overleafに戻ってもう一度GitHubを選択する.
  3. GitHub Syncの画面が出てきてリポジトリの名前とかを決めてCreate Reposityoryする.
  4. ローカルのGitからgit cloneで該当のリポジトリをもってくる.

あとは作業の後,GitHubにpushして,もう一度Overleafの画面を確認すると,

こんな感じのボタンが出てくるのでPullのほうを選択すればOverleafに変更を取り込めます. 逆に他の人が変更した内容をリポジトリに反映したければPushをおせばOK.

ここまでするなら直接GitHubでホストすればよくない?

それをいってはいけない